「WordPressってもうオワコンなの?」
「今から始めても遅くない?」
ブログやWebサイトを作ろうと調べていると、このような意見を見かけることがあります。
結論からいうと、WordPressは現在でもWebサイトを作るための有力な選択肢です。
実際、Web技術の利用状況を調査しているW3Techsによると、2026年8月14日時点でCMSが判別できるWebサイトのうち、WordPressのシェアは59.0%です。
一方で、Webサイトを作る方法が増え、WordPress以外を選んだ方がよいケースもあります。
この記事では、WordPressがオワコンと言われる理由や現在のシェアをもとに、今から始めても大丈夫なのかをわかりやすく解説します。
WordPressはオワコン?現在のシェアを確認
結論として、現在の利用状況を見る限り、WordPressをオワコンと呼ぶのは難しいでしょう。
W3Techsが公開している2026年8月14日時点のCMS市場シェアは、次のようになっています。
- WordPress:59.0%
- Shopify:7.7%
- Wix:6.1%
WordPressは2位以下を大きく引き離しており、現在も世界で広く利用されています。
ただし、シェアが下がっていることも事実です。
WordPressのCMS市場シェアは2025年8月の60.8%から、2026年8月14日には59.0%になりました。
一方、Shopifyは同じ期間に6.7%から7.7%へ伸びています。
つまり、WordPressが突然使われなくなったのではなく、Webサイトを作るための選択肢が増えていると考えられます。
さらに、WordPress自体の開発も続いています。
2026年8月12日にはWordPress 7.0.4が公開され、セキュリティ上の問題を修正するアップデートが行われました。
WordPress公式も、対象サイトをすぐにアップデートするよう案内しています。
参考:WordPress公式「WordPress 7.0.4 Release」
利用者が多く、現在も更新が続いていることから、「すでに終わったサービス」とはいえないでしょう。
WordPressがオワコン・時代遅れと言われる理由
現在も広く使われているWordPressですが、なぜ「オワコン」「時代遅れ」と言われるのでしょうか。
主な理由は3つあります。
簡単にWebサイトを作れるサービスが増えた
現在は、WordPressを使わなくてもWebサイトを作れます。
たとえば、WixやStudioなどを利用すれば、専門的なコードを書かずにサイトを作ることが可能です。
Studioは公式サイトでも「ノーコードWeb制作プラットフォーム」として案内されており、AIを搭載したデザインエディタも提供しています。
参考:Studio公式サイト
一方、WordPressでは一般的にレンタルサーバーや独自ドメインを用意します。
そのため、手軽さだけで比較するとWordPressを面倒に感じる人もいるでしょう。
しかし、これはWordPressが使えなくなったのではなく、より簡単な選択肢が増えた結果ともいえます。
AIでWebサイトを作れるようになった
生成AIの進化も、「WordPressは必要なくなるのでは?」と言われる理由のひとつです。
現在では、AIを使って文章や画像、コードなどを作れます。さらに、AIを使ってWebサイト制作を支援するサービスも登場しています。
たとえばWixは2026年1月、AIを活用したWebサイト制作環境「Wix Harmony」を発表しました。
Wix Harmonyでは、自然な言葉で指示してサイト全体やページ、パーツを生成し、その後ドラッグ&ドロップで編集できます。
ただし、AIとWordPressの役割は完全に同じではありません。
AIは文章や画像、コードなどを作る作業に活用できます。一方、WordPressは記事や画像を管理し、Webサイトとして公開・運営するための仕組みです。
そのため、現時点では「AIがあるからWordPressは不要」と単純にはいえません。
WordPressは自分で管理する必要がある
WordPressは自由度が高い反面、自分で管理する部分もあります。
たとえば、WordPress本体やテーマ、プラグインは定期的な更新が必要です。
実際、2026年8月12日に公開されたWordPress 7.0.4もセキュリティアップデートで、WordPress公式は速やかな更新を推奨しています。
参考:WordPress公式「WordPress 7.0.4 Release」
また、レンタルサーバーや独自ドメインの契約も管理します。
最近ではWordPressを簡単に始められるレンタルサーバーも増えていますが、登録するだけで使えるサービスと比べれば手間はかかります。
この管理の手間も、WordPressが「面倒」「時代遅れ」と言われる理由のひとつです。
【参考記事:レンタルサーバーとは?】
【参考記事:独自ドメインとは?】
それでもWordPressが使われている理由
手軽なサービスが増えた現在でも、WordPressはCMS市場で59.0%のシェアを持っています。
大きな理由のひとつが、自由度の高さです。
WordPressでは「テーマ」を使ってデザインを変更したり、「プラグイン」を使って機能を追加したりできます。
さらに、ブログだけでなく、
- アフィリエイトサイト
- 企業サイト
- ポートフォリオ
- 情報メディア
など、さまざまなWebサイトを作れます。
最初はシンプルなブログとして始め、必要になったら機能を追加することも可能です。
一方、自由度が高い分、自分で設定や管理をする必要があります。
つまり、簡単さを優先するなら別のサービス、自由度や拡張性を重視するならWordPressという考え方ができます。
このサイトもWordPressで運営しています。
実際に使ってみると、最初から何でも簡単にできるわけではありません。サーバーやドメインの設定、テーマやプラグインの管理など、自分で対応する部分もあります。
一方で、運営しながら「ここを変えたい」と思ったときに、デザインを調整したり、自作プラグインを追加したりできる自由度はかなり便利だと感じています。
記事制作を効率化するための機能を追加したり、必要に応じてサイトの見た目を調整したりしています。
実際に使っている立場としては、「WordPressは古いから使えない」というより、手間はあるけれど自由度が高いCMSという印象です。

実際にこのサイトで使っている自作プラグインの管理画面がこちらです。広告を表示するためのショートコードを簡単に作れるようにしています。

AI時代でもWordPressは使える?
AIが普及したからといって、WordPressとAIのどちらか一方を選ぶ必要はありません。
むしろ、AIとWordPressを組み合わせることもできます。
たとえば、AIに記事構成を考えてもらったり、文章をチェックしてもらったり、HTMLやCSSの修正を手伝ってもらったりできます。
また、Webサイト制作サービス側でもAIの活用は進んでいます。
WixではAIを使ってサイトやページを生成できるWix Harmonyを提供しており、StudioでもAI搭載のデザインエディタが提供されています。
参考:Studio公式「デザインエディタ・Editor AI」
そのため、これまで難しかったWebサイト制作の作業をAIで補助できる場面も増えています。
ただし、AIが作った文章やコードが必ず正しいとは限りません。公開前の確認は必要です。
AIをWordPress運営に活用する具体的な方法は、以下の記事で初心者向けに解説しています。
【参考記事:AIでWordPressブログ運営を効率化する方法|初心者向けに使い方を解説】

今からWordPressを始めても大丈夫?
2026年現在でも、目的に合っていればWordPressを選んで問題ありません。
特にWordPressが向いているのは、次のような人です。
- ブログを長く運営したい
- デザインや機能を自由に変更したい
- アフィリエイトにも挑戦したい
- Webサイト制作について学びたい
- 将来的にサイトを拡張したい
一方で、とにかく簡単に情報を発信したい人や、サーバーなどを管理したくない人には別のサービスが向いている場合があります。
つまり、重要なのは「WordPressが古いか新しいか」ではありません。
自分が作りたいサイトにWordPressが合っているかで判断することが大切です。
WordPressでブログを始めたい方は、以下の記事で具体的な手順を紹介しています。
【参考記事:WordPressブログの始め方】
また、WordPressを始めるにはレンタルサーバーや独自ドメインが必要です。
【参考記事:WordPress向けレンタルサーバー4社を紹介】
【参考記事:独自ドメインとは?初心者向けに仕組み・取得方法・注意点をわかりやすく解説】
まとめ
WordPressは、ノーコードのWeb制作サービスやAIの登場によって、以前より選択肢のひとつとして比較されるようになりました。
また、CMS市場シェアは2025年8月の60.8%から、2026年8月14日には59.0%へ少し下がっています。
しかし、現在もCMS市場の半数以上を占め、2位以下を大きく引き離しています。
さらに、WordPress自体の開発やアップデートも続いています。
参考:WordPress公式「WordPress 7.0.4 Release」
そのため、2026年現在のデータを見る限り、WordPressがオワコンとはいえません。
これからWebサイトを作るなら、「オワコン」という言葉だけで判断せず、自分の目的に合ったサービスを選びましょう。

