ChatGPT、Claude、Geminiなど、生成AIの種類がかなり増えてきました。
どれも文章を書いたり、質問に答えたりできますが、実際に使ってみると機能や得意分野には違いがあります。
そこでこの記事では、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexity・Microsoft Copilotの5つを比較します。
「結局、自分はどれを使えばいいの?」という人向けに、細かいスペックよりも実際の使い道を中心に見ていきます。
※機能や料金は2026年8月25日時点で確認した内容です。最新情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。
今回比較する5つの生成AI
今回取り上げるのはこちらです。
- ChatGPT
- Claude
- Gemini
- Perplexity
- Microsoft Copilot
同じ生成AIでも、それぞれ方向性が少し違います。
たとえば、幅広い作業に使えるChatGPT、長い資料を扱えるClaude、Googleサービスとの連携が充実しているGeminiなど、選ぶポイントは「どれが一番賢いか」だけではありません。
普段どんな作業にAIを使いたいのかで選んだほうが分かりやすいです。
5つの生成AIをざっくり比較
最初に、それぞれの特徴を簡単にまとめます。
| AI | 主な特徴 | こんな人に向いている |
|---|---|---|
| ChatGPT | 文章・検索・画像・データ分析など幅広い | まず1つのAIを幅広く使いたい |
| Claude | 長い資料の読み込みや文章作成 | 長文や資料を扱うことが多い |
| Gemini | Googleサービスとの連携 | GmailやGoogleドライブをよく使う |
| Perplexity | Web検索と出典表示 | 情報源を確認しながら調べたい |
| Copilot | Microsoft製品との連携 | WordやExcelをよく使う |

ここから、それぞれもう少し詳しく見ていきます。
ChatGPT|いろいろな用途を1つでこなしたい人向け
ChatGPTはOpenAIが提供している生成AIです。
文章作成やリライトはもちろん、Web検索、ファイルの読み込み、画像生成、データ分析など幅広い作業に対応しています。
GoogleドライブやGmail、Microsoft OneDrive、SharePoint、Outlook、Notion、GitHubなど、外部サービスと連携できる機能もあります。
そのため、「文章だけ」「検索だけ」と用途を決めず、いろいろ試してみたい人には使いやすいAIです。
無料でも多くの機能を利用できますが、画像生成やデータ分析などには利用上限があります。また、利用できる機能や外部サービスとの連携はプラン・地域によって異なる場合があります。
参考:OpenAI「ChatGPT Free Tier FAQ」
https://help.openai.com/en/articles/9275245-chatgpt-free-tier-faq
参考:OpenAI「Searching the web with ChatGPT」
https://help.openai.com/en/articles/9237897-chatgpt-search
Claude|長い文章や資料を扱いたい人向け
ClaudeはAnthropicが提供している生成AIです。
文章作成やWeb検索、ファイルの読み込みなどに対応しています。
特徴のひとつが、一度に扱える情報量の多さです。有料プランの一部では最大100万トークンのコンテキストウィンドウに対応しており、大量の資料を読み込ませて要約・整理するといった使い方ができます。
Google WorkspaceやMicrosoft 365との連携にも対応しています。
一方、写真やイラストを生成する一般的な画像生成機能は用意されていません。Artifactsを使った図表やWebページなどは作れますが、画像を作りたい場合は別のAIを使うことになります。
参考:Claude「How large is the context window on paid Claude plans?」
https://support.claude.com/en/articles/8606394-how-large-is-the-context-window-on-paid-claude-plans
参考:Claude「Can Claude produce images?」
https://support.claude.com/en/articles/9002504-can-claude-produce-images
Gemini|Googleサービスをよく使う人向け
GeminiはGoogleが提供している生成AIです。
文章作成やWebを使った情報収集、ファイルの読み込み、画像生成などに対応しています。
特に便利なのがGoogleサービスとの連携です。
Gmail、Googleカレンダー、Googleドライブなどと組み合わせて使えるため、普段からGoogleのサービスを使っている人ほど活用しやすくなっています。
Androidとの連携も進んでおり、スマートフォンでAIを使いたい人にとっても選択肢になります。
ただし、Googleサービスとの連携にはアカウントへのアクセス許可が必要です。利用できる機能や上限もプランによって異なります。
参考:Gemini「Use & manage apps in Gemini」
https://support.google.com/gemini/answer/13695044
参考:Gemini「Gemini Apps limits & upgrades for Google AI subscribers」
https://support.google.com/gemini/answer/16275805
Perplexity|調べものと出典確認に使いやすい
Perplexityは、一般的なチャットAIよりも検索サービスに近い生成AIです。
質問するとWeb上の情報を検索し、その回答に使った情報源も一緒に表示してくれます。
「この情報はどこから出てきたの?」と確認しやすいので、調べものをするときに便利です。
有料のProでは複数のAIモデルを選択できるほか、より詳しく調査するPro SearchやResearchなども利用できます。
一方、文章作成やアイデア出しを中心に使うのであれば、ChatGPTやClaudeなども含めて比較したほうがよいでしょう。
参考:Perplexity「How does Perplexity work?」
https://www.perplexity.ai/help-center/en/articles/10352895-how-does-perplexity-work
参考:Perplexity「What is Perplexity Pro?」
https://www.perplexity.ai/help-center/en/articles/10352901-what-is-perplexity-pro
Microsoft Copilot|WordやExcelをよく使う人向け
Microsoft Copilotは、Microsoftが提供している生成AIです。
無料版はWebやWindows、Edge、スマートフォンなどから利用できます。
大きな特徴は、Microsoft 365との組み合わせです。
Word、Excel、PowerPoint、OutlookなどでAIを活用できるため、普段からMicrosoft製品を仕事で使っている人には相性のよいサービスです。
ただし、Officeアプリ内での本格的なAI機能はMicrosoft 365側のプランによって利用条件が異なります。無料版CopilotとMicrosoft 365のCopilotは分けて考えたほうが分かりやすいです。
参考:Microsoft「Microsoft Copilot(無料)とMicrosoft 365のCopilotの違いは何ですか」
https://support.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365-copilot/what-s-the-difference-between-microsoft-copilot-free-and-copilot-in-microsoft-365
同じプロンプトを5つのAIに入力して比較してみる
ここまで、それぞれのAIが得意なことや特徴を紹介してきました。
ただ、機能を並べるだけでは、実際に使ったときにどんな違いがあるのかは分かりにくいところです。
そこで今回は、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexity・Microsoft Copilotの5つに、まったく同じ文章とプロンプトを入力してリライトしてもらいました。
比較に使ったプロンプトはこちらです。
「以下の文章を、初心者にも分かりやすい自然な日本語に書き直してください。内容や意味は変えず、文章量も大きく増やさないでください。
【元の文章】
ブログを始めようと思って調べてみたところ、WordPressというものが良いという情報をたくさん見つけました。しかし、初心者の自分には難しそうな言葉が多くて、何から始めたらいいのかよく分かりませんでした。
2026年8月25日に、それぞれのブラウザ版から同じ内容を入力して比較しています。
ChatGPTの回答
ChatGPTは、元の文章を大きく変えずに整理する結果になりました。
「WordPressというものが良い」を「WordPressが良い」、「難しそうな言葉」を「知らない言葉」と言い換えるなど、変更は比較的少なめです。
今回の5つでは、元の意味を残しながらシンプルに整えるリライトという印象でした。

Claudeの回答
Claudeは「いろいろ調べてみたところ」「良いらしい」「結局どこから手をつければいいのか」など、話し言葉に近い表現へ変更されました。
文章としては自然ですが、「良いという情報」を「良いらしい」とするなど、元の文章からニュアンスが少し変わっている部分もあります。

Geminiの回答
Geminiは、ほかのAIより少しアレンジが強めでした。
「WordPress(ワードプレス)」と読み方を補足したほか、文章の最後を「悩んでしまいますよね」と読者に語りかける形に変更しています。
初心者向けの記事としては読みやすい一方、今回の「内容や意味は変えない」という条件から見ると、元の文章にはない表現も加えられました。

Perplexityの回答
Perplexityは元の文章を大きく変えていませんが、「WordPressが良い」を「WordPressがおすすめ」、「何から始めたらいい」を「何から手をつければいい」と言い換えていました。
元の内容を維持しながら、不自然な部分を読みやすく整えている印象です。

Microsoft Copilotの回答
Microsoft Copilotは、5つの中でも変更が少なめでした。
「WordPressというものが良い」を「WordPressがおすすめ」、「何から始めたらいい」を「何から始めればいいのか迷ってしまいました」と変更する程度で、文章全体の構成はほぼそのままです。
必要な部分だけを修正する、シンプルなリライトという印象でした。

同じ指示でも回答には違いが出た
実際に5つを使ってみると、同じ文章とプロンプトを入力しても、リライトの方向性には違いがありました。
元の文章をほとんど崩さないAIもあれば、初心者向けに補足を入れたり、読者への語りかけまで追加したりするAIもあります。
今回の結果だけで「このAIが一番文章力が高い」と決めることはできません。ただ、同じ指示でも回答に違いが出ることは、実際に比較してみるとよく分かりました。
AIを使うときは「どれが一番優秀か」だけで選ぶのではなく、自分がやりたいことや、好みの文章に合うものを使い分けるのがよさそうです。
| AI | 今回の回答から感じた特徴 |
|---|---|
| ChatGPT | シンプルで無難。原文を大きく崩さない |
| Claude | 会話に近い自然な表現へ大きめに調整 |
| Gemini | 初心者への補足や語りかけまで加えた |
| Perplexity | 原文を保ちながら自然に読みやすくした |
| Copilot | 必要な部分だけを最小限に修正 |
結局、どの生成AIを使えばいい?
ここまでの特徴を簡単に分けると、
- 幅広い用途に使いたい → ChatGPT
- 長い文章や資料を扱いたい → Claude
- Googleサービスをよく使う → Gemini
- 出典を確認しながら調べたい → Perplexity
- WordやExcelをよく使う → Microsoft Copilot
という選び方ができます。
もちろん、1つに決める必要はありません。
文章を書くときはChatGPTやClaude、調べものはPerplexity、Googleサービスと組み合わせるときはGemini、といった使い分けもできます。
実際の回答にはAIごとの違いもあるので、最終的には同じ質問をいくつか試して、自分が使いやすいものを選ぶのが一番分かりやすいと思います。